慶大整形外科同窓会「ふるさと」

イベント情報Event

2016/02/25 学会・講演会

戸山芳昭教授最終講義(2016年2月25日)

教室内外から多くの方々が集まり、岡野栄之医学部長の司会のもと戸山芳昭教授の最終講義「慶應医学 ―次の百年に向けて若手医師に伝えたいこと、望むこと―」が行われました。

まず、はじめに日本の超高齢化社会における運動器医療の重要性について述べられ、ついでご自身の脊椎外科医としての日々の臨床の疑問から生まれた数々の研究を紹介されました。後半は教授に就任されてからの18年間、基礎と臨床の一体を目指した教室作りを心がけ、構築された研究体制の中から生まれた数多くの研究成果をお示しになりました。最後に医学部創立100年にむけての提言について述べられたあと、若い医師に向けて「病気・学問に厳しく、患者さんには優しい医師であれ」「心・技術・科学の3つのバランスよく持った医師を目指しなさい」という、熱いメッセージを送られました。



永年にわたり整形外科学教室および医学部・病院に多大なる貢献をされた戸山教授に、各方面から感謝を込めた花束贈呈があり、大きな拍手のうちに最終講義は終了しました。